TSUTAYA

ビジネス戦略

TSUTAYAといえばレンタル業界のトップに君臨しており、全国各地に店舗を拡大して成功しています。
また、TSUTAYAは新しいライフスタイルを提供することを目的にさまざまな戦略を打ち出しています。
映画や音楽をはじめとして色々なソフトを提供することによって、人々の生活を豊かにしているのです。

店舗網を拡大する際にはそれぞれの地区ごとに会員がどれぐらいいるのかを調べて、非会員が多くて十分な人口のいる地域をターゲットとして出店場所を決めています。
このようにして現在では1300を超えるほどの店舗数が日本にあるのです。
品揃えを豊富にすることにも力を入れています。

店舗へ足を運んだお客さんが、自分の求めているものを気軽に借りられるようにするため、さまざまな作品を揃えているのです。
日本人の場合は欧米の音楽もよく聞くため、たとえばCDコーナーには洋楽がかなり充実しています。
商品の発注に関しては本部から集中的に行っており、これによって利用者が本当に求めているソフトを揃えることに成功しています。

TSUTAYAの大きな特徴としてポイントカードがあります。
このTSUTAYAのTカードは異業種と連携を進めており、非常に多くの店舗で利用できるようになっています。
ポイントカードによって、TSUTAYAだけではなく連携先の店舗も売上を伸ばしているのです。

TSUTAYAはインターネットも積極的に活用しています。
インターネットレンタルサービスを実施しており、とても便利に利用できます。
利用者が借りた作品の感想を書き込めるようになっているため、これによって他の方からの評判の良い作品をレンタルしたいと思う方が多く、さらに利用を促進させているのです。

TSUTAYA独自の戦略

レンタル業界でTSUTAYAと対抗できる存在としてGEOがあります。
GEOは低料金路線を進んでおり、TSUTAYAに比べると非常に安くレンタルできるようになっています。
しかし、このような価格競争に対抗してしまうと泥沼にハマり込んでしまうため、TSUTAYAは方針を転換したのです。

具体的には人気タイトルを独占的にレンタルすることにより、価格を下げることなく多くの利用者を獲得することに成功しています。
ソフトメーカーは独占レンタル権の入札を行っており、TSUTAYAが積極的に落札することによって、他メーカーに対抗しました。
付加価値を創出することによって、生き残り合戦に必死に勝ち抜こうとしているのです。

レンタル業界の市場規模は縮小しているため、その中で生き残っていくためには他のメーカーがやっていないことをやらなければいけません。
そのために業界内でこれまでになかった試みに積極的にチャレンジしています。
これからも日本のレンタル業界においてTSUTAYAはトップを維持し続けていくでしょう。
そのために、積極的に新しいアイデアを打ち出していき、他メーカーを圧倒していくのです。