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ハワード・シュルツ

現代のアメリカンドリーム「アワード・シュルツ」

貧困街で成長した少年が、10数年たち億万長者になるなんて、誰が想像できたでしょう。
しかしそんなドリームがあるのがアメリカです。
アメリカンドリームを現実のものとしたのは、ハワード・シュルツ、スターバックス・コーポレーションのCEOです。

現在の彼を見て、貧困街で育った少年だったと、誰が想像できるでしょう。
彼の努力、また生きる力と工夫には考えさせられますし、この生い立ちこそ、ビジネスモデルの起点になったのでは?と考えずにいられません。

学費は献血、アルバイトの毎日

ハワード・シュルツ氏が誕生したのはニューヨーク、ブルックリン、その中の貧困街と呼ばれる地域です。
両親からこんな中で成長しても、「自分の能力を信じなさい」と教育されていたため、必死に勉強し、大学に進学します。
もちろん学費なんて出せない状態でしたから、稼ぐ必要があり、彼は当時、献血で学費を補っていたといいます。

その後、大学を卒業したものの、就職は家庭用品の販売など、とにかく日々の生活費を稼ぐことで精いっぱいだったのです。
しかしシアトルにわたり、スターバックスというコーヒー豆の販売に目を留めます。
素晴らしく香ばしい魅力的な香りに魅せられ、またコーヒーをよりおいしく飲んでほしいと考えているスタッフがお客様に対し、焙煎、入れ方などを丁寧に伝えているのを聞き、ここで働きたいと初めて強い意欲を持ちました。
すぐにオーナーに懇願、マーケティング担当者として雇用されます。

イタリアに行ったことが大きな転機に

仕事でイタリアにいったハワード・シュルツ氏は、街中でどこに行ってもエスプレッソバーがあり、お客が多いということに気が付きます。
エスプレッソを飲むという目的のほか、ここにきて他の方々と語らい、非常に素敵な空間として利用しているのだということを理解します。

イタリアから帰国した彼は、スターバックスのオーナーに、エスプレッソバーを開きたいと懇願しますが願いかなわず、仕方なくスターバックスを退職、街中に小さなエスプレッソバーを開きそれが大当たり!2年後には「スターバックス」を買い取るということになりました。
スターバックスがカフェスタイルとして日本でも定着している原点には、ハワード・シュルツ氏のコーヒーに対する深い愛情と、ビジネスチャンスを見逃さなかったこと、さらに自分の信念に従い即行動できたからこそです。

いったんは企業成長し続けたスターバックスのCEOを辞任したのですが、人材不足、スターバックスのクオリティが出せないため、ブランド力が低下し顧客がだんだん去っていたのです。
そこで、再度スターバックスのCEOとして着任し、現代、原点回帰を果たしたスターバックスは、名実ともに最高のコーヒーを提供する店として知られているのです。