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マット・マレンウェッグ

おなじみのWordPressを作り上げたマット・マレンウェッグ

日本でもおなじみのオープンソース、WordPressは現在でも多くの方が利用していますが、このWordPressの開発者として名を知られているのが、マット・マレンウェッグです。
スティーブ・ジョブスらとともにインターネットで最も影響がある25人に、2008年に選出されたとき、彼はまだ24歳という若さでした。
その天才ぶりがよくわかります。

マイク・リトルと共同開発したWordPressですが、開発し始めた年齢がなんと若干19歳ということにも驚きです。
彼はいったいどのような人生を送ってきたのでしょうか。

WordPressが生まれた背景

マット・マレンウェッグは、大学生の時代に1年以上利用していたb2というブログソフトに関して開発が滞っていることに懸念を感じている、ブログは成長しているのに、b2は成長していないとブログ上に投降したのです。
実は開発者であるマイケル・ヴァルドリッヒがオンライン上に見当たらなくなり、それを心配しての発言だったのですが、この先自分ができること、既存のコードベースを使いフォークを作成し、今までのものが無駄にならないようにしていきたいという訴えかけでした。
これに反応したのが、イギリスのマイク・リトルでした。

この協力者を得たマット・マレンウェッグは、2003年の4月、正式にb2のフォークを作り、それに対してWordPressという名前を付けたのです。
HTMLセマンティックを改善、さらにインストールする流れをより簡単にして、誰もが利用しやすいようにしたことで、一気にWordPressを利用する人が多くなったのです。

マット・マレンウェッグの考え方は、特定の人が利用できるのではなく、利用する人がこれは使えるなと敷居を低くすることでユーザーを増やせるという考え方でした。
こうした考え方から作り出されたWordPressは、日本語版が作成され利用できるようになると、一気に国内で利用者が多くなり、修正などが加えられ充実した機能を十分使えるようになったことで、多くの方が利用する人気のブログソフトとなったのです。
コミュニティが作られたことも重要で、コミュニティが充実し多くの方々がどんどんかかわるようになったことで、現在のような状態になってきています。

イベントも盛り込み成功をおさめる

WordPressは、オフラインイベントにも力を入れています。
オフィシャルイベントは2006年から始まり、その後、毎週のように行われ、その数448か国、172の地域に上っています。

イベントは無料で行われることもありますし、少々費用をとることもありますが、ボランティアが行うことによってその費用は掛かっても非常に安く利用できます。
勉強会などもコミュニティネットワークの中で行われるようになり、この積極性も、WordPressならではの特徴といっていいでしょう。