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失敗例に学ぶ

世の中には、様々な企業があり、それぞれスタートラインに立つための手続きや、起業家やチームで挑んだという歴史が残っています。
それらの企業の中には勿論、今では大企業となって、誰もが知っている会社となっているところもありますが、一方で、波に乗れず、また経営がうまくいかなかったために、短期間でつぶれてしまった会社も数多くあるのです。

起業するのであれば、着実に成功を重ねて、長続きのする会社経営にしなければなりません。
ここでは、短期間で会社運営がうまくいかなくなってしまった例を挙げながら、その注意点や失敗について解説します。

コストの計算をしっかり行う

特に、IT系の事業を主軸とした会社を起業しようと考えている方の中で多いのが、コストの計算をきちんと行わなかったために、倒産してしまったという例です。
ITであれば、開発費やサーバーの費用を除けば、原価などはかからず、売上からそれらの諸経費を抜いた分がそのまま利益になると勘違いしてしまうことがあります。

しかし、実際には、開発をしていくだけでなく、作り上げたコンテンツは常に更新や改善を行いながらよりニーズに対して正確な答えを提示できなくてはなりません。
これにかかるコストは人件費を含めると実際にはかなり大きな額になるのにもかかわらず、この点が抜け落ちてしまうために、運営がうまくいかなくなってしまうということが多くあります。

これを回避するには、勤怠管理ソフトなどで人件費を把握していくことが重要です。
社員の労働時間・残業時間から各社員ごとに発生している人件費を知ることができます。

ビジネスプランをきちんと立てる

世界には、学生のうちにプログラムを開発したり利便性の高いサービスを発案することによって莫大な利益を得ることに成功した起業家がたくさんいます。
Twitterの開発者や、Microsoftの創業者も学生時代に起業をしています。

勿論、その一方で学生のうちに、起業したものの、その運営がうまくいかなくなってしまったということも多くあります。
ビジネスコンテストなどで優秀な成績を収めた学生チームがそれを下敷きに、事業を開始したものの、思ったよりもうまく運営ができなかったということも過去にいくつもありました。
これらがうまくいかなかった原因が、いかに計画や目の付けどころに関して鋭い視点を持っていたとしても、それを市場に売り出して、どれくらいの利益が得られるのか、そのシステムを構築するのにいったいどれくらいのコストがかかるのか、といった計算が甘くなってしまうことが挙げられます。

現在、起業すること自体はそう難しいことではありません。
しかし、倒産した時のリスクをしっかりと受け止めた上で、真摯に取り組んでいかなければならないのが会社の運営なのです。