孫正義

インターネットの帝王と呼ばれる「孫正義氏」

ソフトバンクは年齢を重ねた方々にも、ユニークなCMなどでその企業名を知られています。
あの白いワンちゃんが登場するコマーシャルの携帯会社の社長さんでしょ?と思う方も多いのですが、彼こそインターネットの帝王と呼ばれる質の高いビジネスモデルを作り上げた人なのです。

1973年、孫正義さんはアメリカにわたり大学時代に培った知識によって電子手帳を考案、特許を取得し、この売却益によって100万ドルという非常に大きな資金を手にしました。
さらにその後、当時大売れに売れたビデオゲーム事業に手を出しそこで成功、1981年になってやっと日本に帰ってきました。

ここで「ソフトバンク」という企業が誕生し、この企業の中で孫氏がしたことは、当時創業間もなかったドットコムという企業の株を買い集めることでした。
さらにYahooの株を取得しここでまた大きな資金をもうけて、さらにドットコム株を買い集めていました。
それから紆余曲折ありながらも、景気後退で各企業が業務縮小を余儀なくされる中、ソフトバンクはインターネット事業の成功をおさめます。

孫正義氏のヒーローはマック成功の元となった「藤田さん」

1957年に九州、佐賀の鳥栖に、小さな企業を経営している父のもとで誕生します。
福岡でも名門と呼ばれる学校に入学するも、早くからビジネスへの興味が強く、この当時から同じ年代の学生とは違っていました。

なんと彼のヒーローは日本でマクドナルドを成功させた藤田さんでした。
孫氏は当時、自分のヒーローに会いたいという思いを募らせ、彼は直接藤田さんのオフィスに電話をかけて、アポイントメントをとったのです。
やはり目の付け所と行動力が波の人とは全く違うと感じます。

藤田さんに会って話を聞いた孫さんはより一層ビジネスに興味を持つようになり、結果、英語が必要ということでアメリカに渡ったのです。
アメリカの学校で英語を学ぶ中、ある雑誌に載っていた写真に目を留めます。
その写真を切り抜き大切に持ち歩いていたといいます。
そこに映っていたのはマイクロチップです。

学生がこんなところに目をつけるなんてやはり、目の付け所が全く違うと感心させられますが、こうした先見の明、行動力、積極性、さらにはもって生まれたビジネス能力があり、ソフトバンクという企業をたった23歳で設立し年間売り上げが3億500万ドルという企業にまで成長させるのですから、人間の格が違う・・・と感じざるを得ません。

もちろんインターネットの帝王と呼ばれている彼も、低迷期があり、何をしてもうまくいかないときがあったことは事実です。
しかし、ビジネスに成功している方の多くに言える、しつこさ、そして泥臭さ、さらにビジネスに対するチャンスを見つけ出す目をもって、現在も活躍されているのです。